縮毛矯正毛のパーマは可能なのか？

福岡・天神韓国ヘアデザイナーヤマサキジュンヤです

デジタルパーマとは❓

1剤パーマ液で髪の毛を軟化、シスチン結合の切断を行い、熱によってウェーブ形成後、2剤で酸化させる美容技術

近年は薬剤種類が豊富になり、幅広い髪質に対応した施術が可能に

縮毛矯正毛にパーマは可能なのか？

癖が気になる方は縮毛矯正をすると思いますが、縮毛にも強さが有り施術が難しいケースもあります。

特に強アルカリ縮毛矯正や酸熱トリートメントの複数回施術

毎日の熱処理（コテやアイロンなど）

このダメージ度数がパーマが出来るかの毛髪診断は必須です

今回のお客様

髪質　細毛  膨らみ癖が出やすい

履歴　1年半前に縮毛矯正をしてある

髪の毛の癖よりも強く縮毛矯正を施術してあると判断

普段私生活　毎日160度〜180度でストレート、コテを使いセットをしてある

毛先は熱、カラー、日常ダメージによってハイパーダメージ毛

髪の毛の残りパワー

根本80%

中間50〜30 ＊ハチから上は30% 、ハチ下は50% 部分によって異なる

毛先　5%〜10%

ポーラス毛の為パーマ自体難しい状態です

お客様のご希望に添える為に色々なやり方、方法で仕上り地点を目指します

before

施術工程

膨らみ癖があるので酸性パーマ液

GMT:スピエラで事前に処理をします

癖が強い方では無いので酸性ストレートからの酸性パーマを選択しました

時間をしっかりとおきながら髪の毛の状態に合わせて薬剤選定を行います

ダメージの多い毛先部分は塗布ムラが出ないようにジェル状薬液でプレ処理をします

1液水洗

1液の流しも毛髪にストレスがかから無いように優しくプラシャンプー&トリートメント処理をします

髪の毛の弾力をupさせて弱くなった毛先部分にアプローチ

この中間水洗がとても重要です。

洗い残しがない様に注意して下さい

ドライ→ワインディング

膨らみがある部分をドライしてあらかじめ癖を伸ばします。

＊ツインブラシ等を使用してアイロンの力を使いすぎないようにします

中間部分までアイロンで軽くスルー

この時細毛の方や癖が強く無い方は力を入れずにゆっくりと熱伝導を伝えながらスルーして下さい。

ワインディング前に再度表面のコーティング剤を塗布します

つけ巻き→低温パーマへ

水分が飛ばない様にウェット状態から酸性パーマ液（液体タイプ）を均等に塗布しながらワインディング

テンションをかけない様に巻き込みます

出来る限りスピーディーに巻き込んでください

時間がかかる場合はかかりムラが出やすいので右側から巻き始めて（右がかかりにくい場合）左に移行

巻いた後につけるとつけムラが生じるのでおススメしないよ

 

今回はダメージ毛なので、40度10分で巻き納めます。　ペーパーは2枚重ね巻きで毛先が必ず乾燥しないようにしてくださいね。

カールを確認→2液へ

ロッド系のかかりより70%くらいカールがついたら5分クーリング

中間水洗で1液を流しつけムラが出ない様に2液塗布

仕上がり

根本からしっかりとタオルドライをした後

洗い流さないトリートメントでドライヤーダメージを保護します

根本の内側からドライ→表面の根本ドライ→内側の毛先→表面の毛先の順番にドライします

クルクルはせずにまずはしっかり水分を飛ばします

7割方乾いてきたらもう一度クリーム系トリートメントで保湿しながらなりたいイメージにドライします

持ち上げながらドライするとボリューム感も出ておススメです。

コテ巻き仕上げへ

お客様には事前に髪の毛のダメージと出来るスタイルを説明済みなので38mmのコテを使用して巻き髪を作ります

温度は100度〜120度

形をつけるというよりも型を整えるイメージです。

縮毛矯正毛の方は巻いてもすぐ取れるのとボリュームが出にくい悩みがあるので補助的な役割のパーマで仕上げが簡単になると思います

仕上がりの写真はこちら

軽く巻いただけでこれだけ立体感のあるボリュームヘアになりました

毛先のダメージもある程度は目立たない様になりましたね

まとめ

今回はダメージも考慮してパーマをかけました

お客様としっかりとカウンセリング、ゴール地点の共有をしてから施術に入って下さいね。

縮毛矯正からのパーマは髪の毛にも負担はかかるので、本当に必要なのか検討してパーマにチャレンジしましょう

それでは良い美容ライフを