福岡・天神韓国ヘアデザイナーヤマサキジュンヤです

縮毛矯正毛のデジタルパーマの注意点

デジタルパーマとは？

主にクリーム系のパーマ液（ホットパーマ用）を使用して髪の毛を熱の力を利用し形状記憶化させる技法

通常の水パーマより持続力が高く、自宅でのセットも再現性の高い施術メニュー

今回は縮毛矯正の履歴がある方へのアプローチを解説します

結論から言うと縮毛矯正毛の方へのデジタルパーマは仕上がりにイメージとの差が出る事があります。

縮毛矯正施術の強さやダメージによってダメージが増えたり、パーマがかからない危険性もあります

必ず事前のカールチェックでお客様にお伝えしてます

施術の流れ

過去の縮毛矯正の履歴をしっかりと確認します　　

ドライ時に触診→水を一部分に付けてカールチェック→シャンプー後にパーマ液を一部分に付けてロッドで巻きつけ（1番還元力の弱いもの）でチェックします

5分程した後に拭き取りカールやダメージをチェック

なんとなくでやらずにお客様と共有しながらやってみてください。

カウンセリングにて聞くこと

この事前カウンセリングは必ず行い、パーマ後の仕上がりのズレが無いようにしましょう

今回のお客様

一年半前に縮毛をかけた後はカラーも特にしておらず緩やかな波状毛が根本から20cmに　　

縮毛矯正部分は毛先10cmがコテ仕様によってダメージが強い

しっかりと前処理をしつつ過度な薬液反応が無いようにします

コテの使用が可能という事でイメージより緩やかなウェーブヘアを提案しました

＊ビフォー写真を撮り忘れてしまいました

薬剤選定

アルカリ度の弱い薬剤でファーストアプローチ

2回目でまだ体力的に大丈夫そうな所への還元力を上げた薬剤でセカンドアプローチ

＊ロッド（11mm)を数箇所巻きつけチェックを行う

放置10分を目安にスピーディーに行います

流し

すすぎ残しが無いようにしっかりお流し

5分位は流し続けて薬液が残らないようにしましょう

中間リンスでPHコントロール

縮毛部分にはCMCを薄塗りして保水力を上げて熱によるダメージを軽減

ワインディング

乾き切るまでドライを

ワインディングはテンションをかけずにノーテンションで巻きます

大きめのロッドを多めに巻き熱がムラなく行き届きやすい様にします

毛先のペーパーを二重に（厚めのペーパーの使用も効果的）

＊水分量もコントロールしましょう

水分がぽとぽと落ちないくらい（7割ドライのイメージ）

トップはアップステムでボリュームを

ロッド同士が重ならない様に注意

デジタルパーマ機で加温

今回のお客様は乾燥しやすい髪質の為55度を10分→クーリング10分

しっかり冷まして2液に入ります

2液はブロム酸の2度付け

2液の付けムラが出ないようにしっかり塗布

流し→仕上げ

タオルドライを根本からしっかりと

パーマ用クリームやアウトバストリートメントを塗布

保湿をしつつカール感を出しながら塗布

特に毛先は乾きやすいので根本からドライ

（毛先が乾きすぎた場合はスプレイヤーなどで濡らす）

8割程乾いた所からクルクルドライ

リバース/フォワードを8:2の割合でボリューム感のある仕上がりに

＊5割程乾いたところでサイドスタイリング剤を使用もok

全体的に整えて仕上げ

今回はお客様のご希望で軽くコテ仕上げ

100度のコテでカール感を固定しました

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まとめ

ストレート毛からイメチェンしたい方は是非ご相談下さい

髪質やダメージ、過去の施術に対してカウンセリングをします

それではまた次回投稿もお楽しみに